NTTデータ、国内・訪日観光向けに新サービス、SNS上の観光スポットの話題量を測定

スポット話題量イメージ:NTTデータ発表資料より

NTTデータは、ソーシャルメディア上の観光スポットの話題量を測定する新サービスを、旅行業界や地方自治体向けに提供を開始する。

表記の揺れや地名の略称などがあるために、正確な解析が難しかった観光スポット名や画像解析をできるようにしたのが特徴。海外78か国地域の判定や趣味嗜好の解析に対応し、話題となっている観光スポットやコンテンツが、どのような属性(国、年代、性別、嗜好性)のユーザーの話題になっているのかという詳細条件での把握が可能となる。例えば「スポーツが好きな特定国の外国人観光客に人気の日本国内の観光スポット」の調査も可能だ。

これにより、SNSを活用したきめ細かい観光分析や観光プランの企画、観光資源の発掘等の活用ができるとしている。

測定の対象は、NTTデータが保有する全言語のTwitterデータ。これにディープラーニング技術とNTTデータのプロファイル推定エンジンを組み合わせ、日本全国30万件の観光スポット名を自動抽出する。これらを「温泉」「神社・寺」など65種類のカテゴライズし、同一種類のスポット間の比較もできるようにもした。また、訪日したユーザーのタビマエ、タビアトでの発言の把握も可能だという。

今後、NTTデータでは今回のサービスに加え、顧客のニーズに合わせてビジネスの状態を視覚化するダッシュボードの開発、マーケティング・オートメーション、顧客管理システム(CRM)等への連携を推進。さらに、国内観光やインバウンドのみならず、アウトバウンドへの展開を図り、5年間で累計10億円の売り上げを目指すとしている。


スポット話題量イメージ:NTTデータ発表資料より画像解析による画像分類イメージ:NTTデータ発表資料より

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