デルタ航空は2017年2月22日(米アトランタ現地時間)、今秋に太平洋路線に導入予定のA350-900型機の組み立て状況を発表した。対象は、一号機となる機体番号3501機。仏トゥールーズのエアバス社工場で撮影された写真では、同社のロゴが使われた主翼の先端部品(ウィングレット)など、独自性のあるデザインの機体を垣間見ることができる。
▼ロゴがデザインされたウィングレッド。A350型機材としては独自性の高い配色で塗装されている。
▼一機目の最終組み立ての工程。今後数カ月内にはロールスロイス社製のトレントXWB(エクストラ・ワイド・ボディ)エンジン2基が装着される予定だという。
工場では今後、内側の壁や荷物棚、個室型ビジネスクラス座席「デルタ・ワン」スイートなどが取り付けられるなど内装に着手。初飛行までには機体全体に同社の塗装が行われる見通しだ。
同機は、今年内に退役予定のボーイング747-400型機の後継とされるもの。同社が掲げる国際線用ワイドボディ機材の更新計画の一環として、25機を発注。A330-900neo型機は2019年から受領予定としている。