KNT-CT、個人事業が低調で38.3億円の特損計上へ、売上予想を下方修正 ―2017年3月期予想

KNT-CTホールディングスは2017年4月27日、昨年9月に発表した2017年3月期(2016年4月1日~2017年3月31日)の連結業績予想を修正と特別損失の計上を発表した。これによると、売上高は前回予想の4040億円より80億円減の3960億円に下方修正。営業利益は24億円から29億円へ、経常利益は25億円から31億円にいずれも増加。当期純利益は前回発表の12億円から25億5000万円減となり、13億5000万円の損失に転じた。

同社では売上高の下方修正の理由について、テロの影響などによる海外旅行事業の不振や熊本地震などの影響による国内旅行の低迷に加え、旅行業界とりまく規制緩和などの環境の変化に言及。OTA市場の拡大や民泊の浸透などにより個人旅行が低調に推移し、売上高は当初予想より減収になったとしている。

同時に、個人事業の状況を踏まえて将来の可能性を検討した結果、同社が保有するソフトウェアなどの帳簿価額を減額することに決定。特別損失として連結決算で38億2900万円、個別決算で23億8200万円を計上。併せて、関係会社株式の評価損として、個別決算で17億5200万円を計上することになった。

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