愛媛県の八幡浜市に2016年、八幡浜黒湯温泉「みなと湯」がオープンした。中国・四国地方初の黒湯(モール泉)で、これにあやかり、地元の新町商店街では2017年1月から「黒い商店街」として黒にちなんだ活動を開始している。
例えば、八幡浜名物のちゃんぽんで黒いスープの黒だしちゃんぽんが登場したのをはじめ、シャリの黒い握りずしや黒皮まんじゅうなど、飲食店では各種黒フードを販売。郵便局とコカ・コーラも協力し、期間限定で黒いポストや黒い自動販売機も設置し、記念撮影スポットとして人気になっているという。
このほか、楽器店では本来は白鍵盤の部分も含め、すべての鍵盤が黒色の鍵盤ハーモニカを販売。懐かしの白黒記念写真や、黒い入浴剤など、約50点以上の黒に特化した商品が販売された。
商店街ではこれらを集め「ブラックリスト」としてリストアップ。商店街のマップ上で商品を紹介し、スタンプラリーも実施した。
なお、黒湯温泉は植物由来の有機物の多く、源泉は墨のように真っ黒。湯船では安全面を考慮し、お湯を加えて色を薄くしているという。