米ニューヨークで続く観光開発、ホテル客室の増加は2年で2万室以上、世界一高い観覧車など新名所も続々

世界一高い観覧車となる「ニューヨーク大観覧車」

ニューヨーク市観光局(NYC & Company)によると、ニューヨーク市では現在行なわれている大規模な開発により、今後2019年にかけて、様々なアトラクションや商業施設のオープンが予定されている。

例えばホテルでは、現在までに総客室数が11万3000室に増加。さらに、再開発が進むロウアーマンハッタン地区の新規ホテル開業などが加わり、2019年までに13万7000室に拡大すると見込まれている。

また、アトラクションでは2017年5月、に市内の各名所をはじめ、世界の風景や建物、車両などのミニチュアを集めた「ガリバーズゲート」がタイムズスクエアの近くにオープン。10月には、VR(バーチャルリアリティ)を活用した深海世界をインタラクティブな感覚で体験できる「ナショナルジオグラフィックエンカウンター:オーシャンオデッセイ」がオープンする。

さらに2018年6月には、高さ630フィート(約192メートル)、1周が約38分の世界一高い観覧車「ニューヨーク大観覧車」が、スタテン島にオープン。新たなランドマークにもなる同観覧車には、1日あたり3万人、年間400万人の訪問者が見込まれている。このほか、2019年に完成予定のハドソンヤードにはニューヨーク最大の展望台がオープン。また、リバティーアイランドには自由の女神の新博物館もオープンする予定だ。

これらのニューヨークの新名所のオープンを控え、ニューヨーク市観光局では「NEW ニューヨーク」と銘打ったプロモーションを展開。新たなニューヨークのイメージとともに、旅行需要の喚起を行なっていく。

なお、ニューヨーク市観光局では2017年7月24日~8月18日まで、恒例の「NYC レストランウィーク」を開催。市内5つの行政区の参加レストランの料理を均一価格で楽しめるというもの。今年は33の初参加を含む390のレストランが対象メニューを用意。スターターとメイン、デザートのプリフィックスコースが、ランチで29米ドル、ディナーで42米ドル。


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