外務省は米国で発生した大型ハリケーン「Harvey」に伴う注意喚起をスポット情報として発表した。
米国海洋気候庁(NOAA)によれば、米国中部時間25日20時現在、風速時速130マイルの「カテゴリー4」に勢力を増し、テキサス州コーパス・クリスティ付近に接近、米国中部時間の26日未明に上陸した。テキサス州とルイジアナ州には非常事態宣言が発出されており、テキサス州のアボット知事はトランプ米国大統領に支援を要請している。
外務省は、すでにテキサス州南部および南東部に「Harvey」に関する各種警報が出され、大雨、強風、洪水、高波の被害が予想されることからテキサス州、ルイジアナ州に渡航・滞在する予定、既に滞在中の邦人に注意を呼びかけ。報道、関係機関から最新の気象情報を入手することや、日程・移動経路・訪問地の変更を検討することも必要としている。
また、3か月以上滞在する場合は在ヒューストン日本国総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出することや短期の出張などでは渡航先の最新安全情報や、緊急時の大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録することをすすめている。
「Harvey」は、上陸後、今後5日間かけてゆっくりとヒューストンに向かって東に進み、コーパス・クリスティからヒューストンの沿岸部に15~25インチ程度の降雨や所によって40インチの降雨が見込まれている。