外務省およびハワイ州観光局は、2018年5月3日に噴火したハワイ島東部・キラウエア火山に関する最新情報を発表している。
日本の外務省では、ハワイ当局がレイラニエステートとラニプナ・ガーデンズ地域の全住民に対して避難を呼びかける情報を提供。併せて、避難地域では一部有害なガスが検出されていること、高齢者や子供、呼吸器系に問題がある人は特に確実な避難が必要であると注意喚起。旅行予定者は、関係機関やテレビ・ラジオ・ネットなどからの最新情報の入手に努めてほしいと促している。(2018年5月5日発出、9日現在有効)
一方、ハワイ州観光局による5月8日14時発表の情報では、ハワイ島西部・ケアホレにあるエリソン・オニヅカ・コナ国際空港や東部・ヒロ国際空港は通常通り開港しており、島内ホテルやアクティビティも通常通り運営されており、現時点で観光への影響はないと説明。
溶岩が流出している地域は、東海岸のブナ地域の隔離された一部であり、観光拠点となる宿泊施設が多く位置する西海岸のコハラ地区やコナ海岸からは約160km離れているため、ハワイ島への旅行計画者は、基本的に旅行先を変更する心配の必要はないとしている。
なお、州観光局サイトでは、ハワイ島東部のアクセス情報やハワイ火山国立公園の運営情報も提供している。