ブランド総合研究所が実施した「地域ブランド調査2018」で、最も魅力的な市区町村は函館市、2位は京都市となり、昨年と逆転する結果となった。3位は前年と同じ札幌市。
都道府県別では、北海道が10年連続で1位を獲得。2位は同じく10年連続で京都府。3位は4年連続で東京だった。
魅力的な都道府県の1位に輝いた北海道については、「魅力度」「観光意欲度」「海・山・川・湖などの自然が豊か」などの項目でも10年連続で1位を獲得。京都は「居住意欲度」と「観光意欲度」が2位となったほか、歴史に関連するイメージ項目などが高評価を得た。
なお、2009年と2018年の「魅力度」スコアを比較したところ、上昇した地域は38県、低下した地域は9都道府県。10年間で最も点数を伸ばしたのは石川県、次いで広島県、愛知県と続いた。
一方、市区町村で魅力度1位となった函館市は、観光意欲度で1位、産品購入意欲で2位。また、前年から魅力度の上昇幅がもっとも大きい市区町村は伊勢市(総合14位、魅力度スコアは7.7ポイント増の31.3)、2位が名古屋市(12位、7.4ポイント増の33.9)、3位が石垣市(13位、7.3ポイント増の32.2)と続いた。
市区町村および都道府県別の魅力度ランキングトップ10は以下のとおり。
市区町村の魅力度ランキング トップ10
※順位:市区町村名/魅力度 ( )内は2017年調査結果
- 1位(2):函館市/50.0(47.7)
- 2位(1):京都市/48.1(48.1)
- 3位(3):札幌市/46.8(47.0)
- 4位(4):小樽市/45.5(41.3)
- 5位(7):神戸市/41.5(38.1)
- 6位(6):横浜市/40.7(39.7)
- 7位(9):富良野市/39.9(36.5)
- 8位(5):鎌倉市/39.7(40.5)
- 9位(8):金沢市/39.3(37.3)
- 10位(11):仙台市/35.5(33.2)
47都道府県の魅力度ランキング
※順位:都道府県名/魅力度 ( )内は2017年調査結果
- 1位(1):北海道/59.7
- 2位(2):京都府/52.2
- 3位(3):東京都/41.9
- 4位(4):沖縄県/41.2
- 5位(5):神奈川県/36.7
- 6位(6):奈良県/32.6
- 7位(7):大阪府/31.8
- 8位(8):福岡県/28.1
- 9位(9):長野県/26.4
- 10位(11):長崎県/26.3
- 11位(10):石川県/25.7
- 12位(12):兵庫県/24.7
- 13位(14):静岡県/24.3
- 14位(13):宮城県/23.5
- 15位(15):愛知県/23.2
- 16位(19):千葉県/21.1
- 17位(16):広島県/20.2
- 18位(18):鹿児島県/20.1
- 19位(17):青森県/19.0
- 20位(19):宮崎県/18.8
- 21位(21):熊本県/18.7
- 22位(23):富山県/18.5
- 23位(21):大分県/17.9
- 24位(24):秋田県/16.9
- 25位(25):山梨県/16.5
- 26位(34):岩手県/15.8
- 27位(34):愛媛県/15.7
- 27位(34):福島県/15.7
- 29位(30):三重県/15.4
- 30位(38):山形県/15.3
- 31位(26):新潟県/15.2
- 32位(27):島根県/14.8
- 32位(28):高知県/14.8
- 34位(33):香川県/14.4
- 34位(40):岡山県/14.4
- 36位(31):和歌山県/14.0
- 36位(31):山口県/14.0
- 38位(28):滋賀県/13.9
- 39位(39):福井県/13.3
- 40位(37):岐阜県/13.0
- 41位(41):鳥取県/12.9
- 42位(41):群馬県/11.8
- 43位(44):埼玉県/11.4
- 44位(43):栃木県/11.3
- 44位(45):佐賀県/11.3
- 46位(46):徳島県/9.8
- 47位(47):茨城県/8.0
この調査は、国内1000の市区町村と47都道府県について、全国の消費者に対して認知度や魅力度、観光意欲、まちのイメージなど全84項目を尋ねたもの。有効回収数は3万24人で、1人の回答者は20の地域について回答。調査時期は2018年6月25日から7月25日まで。