クチコミプラットフォームを運営するトラスト・ユー(TrustYou)はこのほど、「外国人に選ばれる!クチコミ高評価の日本の宿 2016 - 2018」を発表した。それによると、総合1位は山梨県の「レイクヴィラ河口湖」(写真)、2位は京都市の「Guesthouse KYOTO COMPASS」、3位は東京の「ホテル龍名館 お茶ノ水本店」だった。そのほか、トップテン内に京都の施設が3カ所、山梨が2カ所ランクインしている。
1位となったレイクヴィラ河口湖は、英語、中国語、タイ語の3部門でトップ5にランクされる人気。心のこもったサービスや期待以上のホスピタリティが好評だった。
2位となった京都のゲストハウスは、英語と中国語で高評価を得た。経営者は元キャビンアテンダントでホテルでの勤務経験もあり、宿泊者向けの日本文化体験イベントとして、習字教室もおこなっているという。
3位「ホテル龍名館」は約120年の老舗旅館をリニューアルしたホテル。特に英語圏の旅行者に、パーソナルな対応や客室の広さなどの面で高い評価を集めた。
なお、言語別のランキングをみると、宿泊数が長い欧米豪の旅行者には、キッチンやランドリールーム、スタッフやゲスト同士、地元の人々との交流ができるスペースなどが評価が高かった。一方、平均宿泊数が比較的短いアジアの旅行者では、初めて日本を訪問する人はパッケージツアーなどで知名度の高い施設が人気。リピーターには小規模な施設や地方エリアが人気だったという。
この調査は、世界250以上の旅行サイト上での宿泊施設に関するクチコミデータをもとにしたもの。2016年10月から2018年10月まで、2年間のクチコミが対象。同社が収集するデータのうち、日本の宿泊施設について、英語、フランス語、ドイツ語、中国語、タイ語、韓国語で書かれたクチコミを分析。総合ランキングはクチコミ数300以上、および対象6言語中3言語以上で評価された施設を抽出し、該当言語の総合スコアとクチコミ数の加重平均値を算出した。