一般社団法人日本介護旅行サポーターズ協会は2019年6月21日、「介護旅行シンポジウム」を都内で開催する。基調講演、パネルディスカッションのほか、資格制度「旅行介助士」の取得方法、介護事業者による保険外事業への参入のポイントも伝える。
シンポジウムは、高齢化が進むなか、普段は介護の現場で働く介護士が旅行のサポート役となる道筋をつくり、高齢者が旅を楽しめる環境を整備するねらい。パネルディスカッションで介護士、当事者、研究者それぞれの立場から介護旅行が普及するための方法を議論するほか、介護事業者が旅行事業に参入し、介護保険に頼らない収益確保のポイントを協会代表理事の糠谷和弘氏が講義する。場所は大手町サンスカイルームで13~17時。
また、シンポジウムでは新たに構築した「旅行介助士」の募集を開始。要介護者をサポートする旅行に関わる人材を育成する資格で、研修を受講すると、添乗員に必要な国内旅程管理主任者の資格も付帯される。協会によると、現在は民間資格だが、今後、国家資格への採択を目指しているという。