リクルートの2020年3月期第2四半期の連結業績(2019年4月1日~9月30日)を発表した。それによると、売上収益は前年同期比5.1%増の1兆2012億円、営業利益が同12.7%増の1426億円、四半期利益は同23.2%増の1141億円となり、増収増益を達成した。HRテクノロジー事業とメディア&ソリューション事業が増収増益となった一方、人材派遣事業は、主に欧州の不透明な経済環境を受けて減収減益となった。
メディア&ソリューション事業のうち旅行分野の売上収益は同22.7%増の388億円となった。第2四半期のみ(2018年7月1日~9月30日)では同20.8%増の213億円。旅行分野の増収について同社は、ゴールデンウィーク10連休の夏季需要への反動や天候不順による影響があったなかで、2019年4月1日より宿泊予約サイト「じゃらん」の利用料を引き上げたことが要因と説明している。
また、飲食の売上収益は同2.1%増の188億円。第2四半期のみでは同1.1%増の93億円。同社ではSaaS機能の提供に積極的に取り組み、 企業クライアント接点の強化に注力した結果、「HotPepperグルメ」への広告出稿が増加した。
なお、「HotPepperグルメ」の予約人数は、第2四半期終了時点で累計4240万人。「HotPepper Beauty」の予約件数は累計5727万件。「Airレジ」登録アカウントは44万9000人となっている。
メディア&ソリューション事業全体の売上収益は同8.2%増の3782億円。第2四半期のみでは同8.3%増の1905億円を計上。主に販促領域の住宅分野、美容分野、旅行分野、また人材領域の国内人材募集分野の増収が貢献した。