ニールセンデジタルはこのほど、調査レポート「デジタルトレンド 2019年上半期」を発表した。同社の各種視聴率調査などをもとに、スマートフォンやPCの利用実態をまとめたもの。
2019年第2四半期ベースでみると、スマートフォンからの月間ネット利用者数は前年同期比5%増の7078万人。全体的に増加率が鈍化傾向にある一方で、50代と60代のスマホ利用率は2015年と比較して大きく上昇。全世代でスマホがネット利用のメインデバイスになったことが明らかになっている。
また、主要ECサービスの利用デバイスは、スマホのみで利用する人が13~15%増加し、アマゾンでは約7割の3465万人、楽天市場では約8割の3605万人に至った。それに比べてパソコンからの利用者は3~4%増にとどまったほか、パソコンとスマホ両方を利用するユーザー数は減少傾向を示した。
この調査は、ニールセン インターネット基礎調査、PC版インターネット視聴率情報ニールセン ネットビュー、スマートフォン視聴率情報ニールセン モバイル ネットビュー、ニールセン デジタルコンテンツ視聴率のデータに基づいたもの。