観光庁は2021年1月8日、東京など1都3県に緊急事態宣言が再発令されたのを受け、観光需要喚起策「GoToトラベル」の運用について、1月11日までとなっている全国一斉の一時停止措置を2月7日まで延長すると発表した。これまで、同事業による割引を利用した旅行・宿泊商品は1月31日までのものが販売されている。そのため、1月12日から31日までの既存予約に限り、1月17日まで無料でキャンセルを受け付ける。
また、観光事業者に対しては、キャンセルされた予約の補償として旅行代金の35%に相当する額(上限は1万4000円/人泊)を補償する。補償は2020年12月14日までに予約されていた旅行が対象。
GoToトラベル事業の適用一時停止に伴い、地域共通クーポンの利用の一時停止も2月7日まで延長。事業者には、すでに紙クーポンを配布している場合は旅行者から回収し、停止処理を行ったあと所定送付先へ返却するよう通達した。電子クーポンのシステムも停止する。