エイチ・アイ・エス(HIS)は2021年4月1日、ニューノーマル時代の旅行相談所として無人店舗「バーチャルカウンター」を開設したと発表した。導入したのは、北海道の「イオンモール札幌発寒」、青森の「イオンモール下田」の2店舗。店員と対面することなく、旅行相談から予約・変更まで、モニター越しのスタッフによるオンライン接客を通じて対応する。
無人のバーチャルカウンターは、企業向けにVR(拡張現実)コンテンツを提供するナーブ社の技術を活用する。無人店舗のモニターでは、スタッフと同じ画面を共有しながら商品を紹介。相談時は入り口のロールカーテンを下げて利用してもらう。コロナ禍で相談時の接触を避けるほか、大型商業施設への設置で買い物時の気軽な相談を促すねらいだ。