島根県海士町(あまちょう)は、隠岐ユネスコ世界ジオパークの「泊まれる拠点」として宿泊施設「Entô(エントウ)」を2021年7月1日に開業する。「Entô」は島根半島から北へ約80km、隠岐諸島の1つ、中ノ島の海士町に位置。ジオパークの拠点機能、宿泊機能を併せ持つ複合施設として運営する。
エントゥは、 地域活性化を目的に開発されたホテルとジオパークの一体型施設。 客室は新築の別館、本館の2つの棟で構成し、全36室すべてがオーシャンフロント。白イカ、隠岐牛など島の生産者が提供する食材を使ったダイニング、温泉、バンケットなども備える。離島の新しい木造建築施工として、SDGsでも推奨される全面CLT工法(Cross Laminated Timber)を、宿泊機能を持つ大型施設の建て替えとして採用したのも特徴だ。海士町ではふるさと納税の返礼品として宿泊券も用意する。