欧州の大手旅行会社TUIグループは、ギリシャの南エーゲ海地方政府と共同で、地域のサステナブルツーリズムを開発する組織として「ロードス島共同研究所(The Rhodes Co-Lab)」を立ち上げた。今後、地域の観光事業者や国際機関とともに具体的なソリューションを開発・実践していく。
この研究所設立は、ギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相主導で行われたもの。国連のSDGs、バリ協定、2050年までのゼロカーボンを目指すEUの取り組みに合わせてサステナブルツーリズムを推進していく。
研究所は、環境保護だけでなく、社会的あるいは経済的な持続可能性も追求していく方針。そのなかで、観光を重要な役割を果たす産業と位置付け、ロードス島で観光の持続可能性を高めるイノベーションを開発・検証し、そのモデルを世界の観光地に示していく考えだ。