国連世界観光機関、「食と文化の観光」取り組みのコンペ募集、受賞者は世界フォーラムでプレゼンと表彰

国連世界観光機関(UNWTO)はスペインの料理大学校バスク・クリナリー・センター(BCC)と共同で、「第3回ガストロノミーツーリズム・スタートアップ・コンペティション」を開催する。これに向け、世界各国から、ガストロノミーツーリズムのイノベーションを促進するスタートアップとその取り組み(アイデア)を募集する。

ガストロノミーツーリズムとは、その土地の気候風土が生んだ食を楽しみ、その土地の食文化に触れることを目的とした観光。UNWTOでは毎年、「ガストロノミーツーリズム世界フォーラム」を開催しているが、第7回となる2022年は日本で初開催する。コンペティションの受賞者は、同フォーラムの開催会場(奈良県)での事業内容の発表と、表彰を受ける機会が与えられる予定だ。

募集するのは、新型コロナウイルス感染症からの回復に向け、包摂的、持続可能で、強靭な観光を構築するためのアイデア。「新技術部門」「地域影響部門」「持続可能性と廃棄物部門」の3部門を設けている。いずれも対象は、国連の掲げる「持続可能な開発目標」(SDGs)に沿ったもので、技術的な要素を導入したプロジェクトとしている。応募締め切りは2022年2月28日まで。

募集内容と応募規約応募URL、過去の受賞者などのリンクは以下の通り。受賞者の特典には、UNWTOや連携組織からの助言と新規事業に応じたサポート、投資の機会、UNWTOイノベーションネットワークへの加入なども予定されている。

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