仏クルーズ会社「ポナン」、環境負荷ゼロを目指した新客船、2025年就航に向けて開発

フランスのクルーズポナン社が14隻目となる新客船を開発する。2021年に世界初となる電気と液化天然ガス(LNG)によるハイブリッド推進システムを搭載した砕氷船「ル・コマンダン・シャルコー」の就航を発表したのに続き、環境に全く負荷をかけないエコデザイン客船の開発に取り組んでいる。

就航は2025年を目指す。14隻目となる同プロジェクトは、同社が掲げる6つの環境コミットメントのうち、「2030年までに温室効果ガス排出量を30%削減する」に沿ったもの。風力推進を含む様々な非化石燃料エネルギー源を組み合わせられる客船の実現を目指すほか、大気や水域への排出、マイクロプラスチック、騒音、社会的・人間的影響など、潜在的な影響を調査する。同社は「環境保護への挑戦とゲストの要望の両方に応える、新しい感動体験を提供したい」としている。

ポナンは保有するクルーズ船すべてにディーゼルと電気、もしくはLNGと電気のハイブリッドエンジンを使用。北極から南極まで世界各地のクルーズを展開している。

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