観光庁はこのほど、「将来にわたって旅行者を惹きつける地域・日本の新たなレガシー形成事業 」について、全国14事業を採択した。この事業は、将来にわたり国内外から旅行者を惹きつけ、継続的な来訪や消費額向上につながる地域・日本のレガシーの形成を促すことを目的に、実現可能性調査(FS調査)の結果を踏まえてプランを作成するもの。
採択された14事業は以下の通り。
- 北海道三笠市: 北海道開拓・近代化・内陸運輸の原点、石炭が紡いだ「鉄道史と鉄道文化」の保護保全及び活用事業
- 青森県弘前市: バラエティ豊かな歴史的建造物を利活用した「弘前ver.アルベルゴ・ディフーゾ」構想
- 神奈川県足柄下郡箱根町: 日本遺産「箱根八里」の価値を高める箱根町の新たなレガシー形成に係る調査事業
- 群馬県および富岡市: 世界遺産富岡製糸場を核とした新たなレガシー形成事業
- 愛知県知多市: 知多木綿発祥の地・岡田〝つむぐ〟織姫のまちづくり構想~共創で輝くノスタルジックなまち~
- 三重県多気郡明和町: 伊勢街道のにぎわいを再び、「神宮ゲートウェイ構想」
- 京都府および南丹市: 京都府南丹市美山町 トロッコを活用した新しいエコ/環境ツーリズム創出
- 京都府八幡市: 神仏習合の祈りの聖地、石清水八幡宮での空中茶室「閑雲軒」の復活と男山四十八坊の賑わい創造
- 和歌山県和歌山市: 御三家・紀州徳川家の居城 和歌山城天守閣木造再建構想
- 山口県下関市および福岡県北九州市: 関門海峡 光の架け橋メガトリップエリア構築事業
- 岡山県玉野市: (仮称)アートを核とした玉野市観光ルネサンス構想
- 高知県梼原町: 既存レガシーと将来レガシーの融合による町全体に波及する観光産業化構想
- 大分県由布市: 「温故知新の心にふれる温泉場 湯平温泉」構築事業
- 沖縄県浦添市: 浦添グスクを中心とした「古都浦添」ブランディング構想