厚生労働省は、2022年10月11日から水際対策が大幅に緩和されることに伴い、入国に有効なワクチン接種(3回)証明書の条件をまとめた。このうち、有効なワクチンのメーカーについては、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカなどに加えて、中国のシノファーム、シノバック、インドのインド血清研究所なども認める。
中国製ワクチンについては、9月下旬に宿泊施設や訪日事業を行うスタートアップ企業らが組織した「インバウンド5兆円市場の復活を願う有志一同」が自民党に対して、中国からの訪日客誘致に向けて、中国で主流を占めるワクチンメーカーも認めるように要望書を出していた。
このほか、証明書の条件では、政府など公的な機関で発行された接種証明書であること、「氏名」「生年月日」「ワクチン名/メーカー名」「ワクチン接種日」「ワクチン接種回数」の事項が日本語または英語で記載されているものを有効としている。接種証明書が日本語または英語以外で記載されている場合、日本語または英語への翻訳が添付され、記載内容が判別できれば有効とみなす。