JTB、東日本電信電話(NTT東日本山形支店)らは2023年2月11~28日の期間中、山形県米沢市で観光動線データによる実証実験を実施する。データ活用による観光施策立案の事業性を検証。地域観光における周遊拡大、消費拡大につながる観光DXの実現を目指す。
具体的には、実験用のフリーWi-Fiを設置して観光動線ログを収集。Wi-Fi接続アプリ「Japan Wi-Fi auto-connect」、観光情報アプリ「Japan Travel Guide +connect」で利用者の属性収集やアンケートを実施し、分析結果をもとに今後の観光施策やプロモーションに役立てる。
JTBグループとNTT東日本グループは「地域創生LABO」を立ち上げ。地域との連携による分析で、収益向上に効果的とされるタビナカでの発信力強化を目指している。今後もJTB総合研究所とエヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)を中心に、独自の観光マーケティングデータの利活用に力を入れていく。
実証実験には、米沢市、米沢観光コンベンション協会、米沢商工会議所、上杉城史苑、プラットヨネザワが協力する。