次世代モビリティのインフラ構築を目指すAirX社は、ヘリコプター事業で提携するつくば航空と開設した「つくば空飛ぶクルマテストフィールド」で空飛ぶクルマ実証フライトに成功した。関東の上空で「空飛ぶクルマ」が飛行するのはこれが初めて。
実証飛行では、AirX所有のEH216-Sを使用。無人(重さ30キロのマネキンを搭載)オートパイロットによる自律飛行を行った。1回の飛行距離は340メートル、飛行高度は30メートル、最大速度は時速20~25キロ。
AirX社は今後、つくば空飛ぶクルマテストフィールドを拠点として、技術実証を続けていくほか、つくばヘリポートをパーティポートとして整備し、東京から50キロ圏内に運航管理システムの基礎や整備基地を構築していく。また、デモフライトが可能な環境を整備し、搭乗体験などを通じて、空飛ぶくるまの社会受容を進めていく。