香港政府観光局(HKTB)によると、2012年の渡航者数は前年比16.0%増の4861万5113人となった。そのうち、香港に宿泊した旅行者は48.9%の2377万人で、前年よりも6.5%増加した。
方面別では中国本土が24.2%増の3491万1395人と最も多く、増加率も最も高い。それ以外の市場は2011年が東日本大震災の影響で香港への振替え需要が増加したことから、その反動で減少した。
日本人渡航者数は2.3%減の125万4602人。9月までは好調に推移していたが、領土問題が影響したという。ただし、現在は緩やかな回復基調にあり、香港政府観光局では2013年は明るい見通しだとしている。
なお、2012年の観光支出額は前年比16.5%増の3065香港ドル。宿泊を伴う観光客の1人当たりの支出額は4.7%増の7819香港ドルになる見込みだ。