トップツアー、2012年度決算は増収減益も黒字確保

トップツアーが発表した2012年度12月期(2012年1月1日~12月31日)の事業報告によると、取扱額は前年比5.5%増の1163億8500万円、営業収益が4.8%増の150億1300万円、経常利益が12.9%増の12億7100万円となったが、減損損失(306万6000円)や関係会社株式評価損(2億245万2000円)などの特別損失2億601万8000円を計上し、当期純利益は33.2%減の2億7800万円となった。

団体旅行と個人旅行のビジネストラベルが震災からの回復で取扱が伸びたが、団体旅行は尖閣問題以降、中国のイン・アウト双方が大きく落ち込んだ。個人旅行では竹島問題の影響で、韓国への企画商品が落ち込んだという。

部門別では、海外旅行の取扱額は12.4%増の318億7100万円、営業収益は16.7%増の34億9800万円。竹島、尖閣問題で企画商品部門は落ち込んだが、震災の反動で団体旅行が伸長した。国内旅行の取扱額は2.3%増の17億7700万円、営業収益は0.1%増の105億6400万円。訪日旅行の取扱額は27.0%増の40億2000万円、営業収益が27.4%増の7億4400万円で、アメリカからのビジネス需要が回復し、順調に推移したという。

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