米連邦航空局(FAA)は19日、ボーイングによる787 型機バッテリーシステムの設計変更を承認した。この変更は、バッテリー電池、バッテリー本体、機体それぞれにおけるリストに対処するために行われたもの。FAAは今週にも機体改修の方法を航空会社に伝え、連邦官報にバッテリーシステム改修を終えた787型機の再運航を許可する指示を出す予定だ。
米連邦航空局(FAA)は、B787を運航する航空会社に対して、メインおよび補助バッテリーシステムに格納容器ならびに排気システムを取り付けるとともに、バッテリー本体と充電器を改修されたものと交換することを求めている。
また、FAAは、新設計へ適切に変更されているかどうかを確認するために、改修現場に監視官を送り、米国での787型機の改修を注意深く見ていく。改修されたB787の運航再開は、FAAがこの作業を確認した後になる見込み。FAAは認可を担う局として、世界のB787が改修を適切に終えるように、米国以外の航空当局を引き続き支援していく。