楽天トラベルは、このほど2013年4月30日に世界遺産登録の勧告を受けた富士山周辺の夏の予約が急増しているデータを発表した。それによると、2013年5月21日時点で7月18日から8月30日までの富士山周辺の宿泊予約が前年比64.2%増、山梨県では前年比61.9%増、静岡県では前年比36.8%増と前年を大きく上回っている。富士山を取り囲む周辺エリアでみると、富士・富士宮地区(山梨県)が207.3%増、身延・下部温泉地区(山梨県)が116.3%増、大月・都留地区が110.6%増と突出した伸びだ。
また、世界遺産登録の除外を受けた「美保の松原」(清水区)はゴールデンウイークなど急激に観光需要の高まりをみせたが、楽天トラベルの予約動向でも前年比275.5%と驚異的な伸びをみせているという。富士山の世界遺産登録の効果が、徐々に目に見え始めている数字だ。