デジタルマーケティングを行なうアイレップが実施した、新社会人とバブル世代を対象に実施したスマートフォン(スマホ)利用実態調査で、両世代の9割が1日1回以上スマホからインターネットにアクセスし、8割以上が電車などの待ち時間に使用するなど、利用頻度が高いことが分かった。
ただし、世代によりスマホからアクセスするインターネットサービスの利用傾向が異なる。新社会人はソーシャルメディアへのアクセスをする端末として利用するのが53.3%とバブル世代(27.3%)の約2倍であるのに対し、バブル世代は最新ニュース閲覧で積極的に活用するのが41.3%で、新社会人(27.3%)を大きく上回る。アイレップではスマホの利用において、新社会人はソーシャル(つながり)を、バブル世代は最新ニュースを把握するツールとして重視としている。
また、アプリの利用傾向を比較すると、インストール数は新社会人が28個、バブル世代が32個であるのに対し、過去2ヶ月に使用したアプリの数では新社会人が13個、バブル世代が11個と逆転する。このことから、新社会人は気に入ったアプリだけをインストールするが、バブル世代は注目のアプリをとりあえずインストールする傾向にあるという。
このほか、新社会人の6割以上、バブル世代の4割以上がLINEを活用しており、TwitterやFacebookよりも利用率が高いことも分かった。
同調査は2013年6月8日~6月20日まで、2013年卒業の新卒社会人とバブル期(1988年~1990年)卒業で、定職に就いている社会人それぞれ300人を対象に、インターネットで実施した。
店頭での検索がカギ、買い物は4割が経験 ースマホ利用実態(1)