英ヒースロー空港、新ターミナル2の名称は「The Queen’s Terminal」

スターアライアンスの拠点となるロンドン・ヒースロー空港の新ターミナル2の名称が、ヒースロー空港と女王エリザベス2世の長年の結びつきに敬意を表して、「The Queen’s Terminal」に決まった。新ターミナルは2014年6月4日に供用が開始される予定。今年で即位60周年を迎えたエリザベス女王は、かつて同じ場所に位置した旧ターミナルビル2のオープン式典にも出席された。女王の公式誕生日である6月15日の前夜には、エリザベス女王が、ヒースロー空港およびターミナル2との密接なつながりについて同意したとの発表も行われた。

スターアライアンスCEOのマーク・シュワブ氏は「女王エリザベス2世と称されるターミナルで、我々の加盟航空会社が就航できることを嬉しく思う。この発表は、今日の世界における航空の役割と重要性を再確認するものであり、それが女王陛下の公式誕生日の前夜に行われたことは非常に光栄だ」と述べた。また、ヒースロー空港の開発ディレクター、ジョン・ホーランド・ケイ氏は「女王エリザベス2世は、50年以上前の旧ターミナル2オープン式典に出席された。女王陛下が新ターミナル2にご自身の名前を付けることを快諾してくださったことに感謝する。新ターミナル2は、こうした伝統を引き継ぐにふさわしい施設になると確信している」と述べた。

新ターミナル2はスターアライアンス加盟航空会社23社すべての拠点になる。ヒースロー空港でのスターアライアンスの輸送量は全体の20%以上。スターアライアンス加盟航空会社すべてが、ヒースロー空港で1つのターミナルに集結するのは初めてのことになる。新
ターミナル2からは、エーゲ航空、エアカナダ、中国国際航空、ニュージーランド航空、ANA、アシアナ航空、オーストリア航空、ブリュッセル航空、クロアチア航空、エジプトエア、エチオピア航空、LOTポーランド航空、ルフトハンザ、スカンジナビア航空、シンガポール航空、南アフリカ航空、スイスインターナショナルエアラインズ、TAM航空、TAPポルトガル航空、トルコ航空、タイ国際航空、ユナイテッド航空、USエアウェイズが、毎日136便、世界51以上の都市に就航する。今後加盟するエバー航空も2014年中にターミナル2に移動する予定だ。

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