海外勤務の希望者が増加、人気は東南アジアに集中 -エン・ジャパン調査

就職・転職など人材総合サービスを提供するエン・ジャパンは、「海外での勤務」についてアンケート調査を実施し、その結果を発表した。それによると、東南アジアが転職希望者の海外で働きたい地域第1位となり、海外勤務の意向をもつ人が増加している傾向などが明らかになった。 この調査は、同社が運営する「[en]転職コンサルタント」の利用者3,304名を対象に実施。調査期間は2013年7月1日~7月31日で調査方法はインターネット。

まず、海外勤務の可能性がある企業を転職先として選ぶか尋ねたところ、「積極的に選ぶ」と回答した人は26%。2010年に実施した同調査と比べると7ポイント高く、海外勤務の意向をもつ人が増加していることがわかる結果となった。海外勤務を「積極的に選ぶ」と回答した人に、働きたい国・地域を聞いたところ、第1位は「東南アジア」、第2位は「北米・カナダ」、第3位は「ヨーロッパ」となった。 2010年調査時に第1位であった「中国・東アジア」は第4位へと後退。昨今はインドネシア、タイ、ベトナムなどの東南アジアに進出する企業が増えていることから、転職希望者も今後の成長が見込まれる国を選んでいることがうかがえる。年代別に見ると、20代では「ヨーロッパ」を選んだ人が最も多かったのに対し、30代以上では「東南アジア」が最多となった。

また、海外勤務を「積極的に選ぶ」理由については、全体では「自分の成長のプラスになるから」という回答が最も多かった。さらに年代別でみると、20代~40代は「自分の成長にプラスになるから」という回答が最も多かったのに対し、50代以上では「海外の方が、自分の経験を活かせるから」が最多となっており、年代によって海外勤務に期待するものが異なることがわかる結果となった。

このほか、海外勤務の辞令が出た場合について、2010年の調査結果と比較すると、「赴任先に関わらず、喜んで受け入れる」と回答した人は3ポイント増加の25%となり、「赴任先によっては、喜んで受け入れる」と回答した人も9ポイント増加の46%となった。この結果から、海外勤務に対する抵抗感が薄れていることがうかがえる。



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