新関西航空空港会社は2013年8月の関西国際空港(関空)と伊丹空港の運用実績(速報値)を発表した。それによると、関空の国際線旅客数は前年比1%減の115万6496人となり、4ヶ月ぶりに前年を下回る結果となった。日本人旅客数は、円安などの影響もあり、同8%減の70万6680人となり、5ヶ月連続の前年割れになった一方、外国人旅客数は同17%増の41万5770人と引き続き好調で、18ヶ月連続で前年を上回り、8月としては過去最高の実績となった。外国人旅客数が40万人を超えたのは今年4月と7月に続いて3回目。通過旅客は同17%減の3万4046人。また、国内線旅客数は、LCC便が増加したことにより、同18%増の60万1176人となり、23ヶ月連続で前年を上回る結果となった。
乗入便数を見ると、同2%増の1日平均187.5便。そのうち、国際線は同2%減の1日平均120.3便、国内線は同10%増の1日平均67.1便となった。発着回数では、国際線が同2%減の7459回、そのうち旅客便が同1%減の6226回、貨物便が同2%減の1150回、その他が同1%増の83回となった。国内線は同10%増の4163回、そのうち旅客便は同12%増の3925回、貨物便が同6%増の93回、その他が同24%減の145回。
一方、伊丹空港では、一部のプロペラ機発着枠が低騒音ジェット機枠に転換されたことにより、旅客便の発着回数が同9%増の1万2274回となった。これにより、旅客数も同8%増の136万4953人となり、5ヶ月連続で前年を上回る結果となった。