観光庁が取りまとめた2013年8月の旅行取扱状況速報によると、主要57社の総取扱額は、年比2.8%増の7277億3022万円となった。国内旅行は7カ月連続でプラスを維持し7.1%増の4647億4824万円と好調だが、海外旅行は4.3%減の2572億8446万円となり、7カ月連続のマイナスとなった。
ただし、旅行商品ブランド(募集型企画旅行)では、取扱人数は8.9%減の46万2786人と減少しているものの、取扱額では0.7%増の1032億2231万円でわずかだがプラス転化となった。一部の旅行会社では依然として中国、韓国方面が低調としており、単価は低く人数の多い“安近短”の旅行の減少が、旅行商品ブランドの結果からうかがえる。
一方、国内旅行の旅行商品ブランドの状況は、取扱額が6.2%増の1371億6498万円、取扱人数は1.9%増の477万8510人。外国人旅行は総取扱額が2.8%増位の569億7506円、旅行商品ブランドは取扱額が44.5%増の3億38万円、取扱人数は37.5%増の1万4723人となった。
なお、国内旅行の取扱いのうち、旅行商品ブランドの状況は取扱額が7.6%増の909億5494万円、取扱人数は4.3%増の326万40073人と好調に推移。外国人旅行は19.5%増の3億2052万円、25.0%増の1万5063人だった。