キャセイパシフィック、3代目特別塗装機「スピリット・オブ・ホンコン」を披露

キャセイパシフィック航空(CX)は2013年 12月9日、通算3代目となる特別塗装機「スピリット・オブ・ホンコン」号を香港国際空港で披露した。今回の記念式典は香港の一般市民を対象に実施した「ザ・スピリット・オブ・ホンコン」キャンペーンのフィナーレとして行われた。

香港エアクラフト・エンジニアリング社(HAECO)の機体整備庫で催された記念式典には同社ジョン・スローサー最高経営責任者が出席。香港特別行政区政府よりキャリー・ラム政務長官を主賓に迎えるとともに、政府や航空業界関係者、キャンペーン入賞者とその友 人・親戚など計200人以上らが列席した。


今回披露された特別塗装機はボーイング 777-300ER型機。胴体部分には「ザ・スピリット・オ ブ・ホンコン」キャンペーンの受賞者、計110人による入選作品のシルエットが描かれている。このキャンペーンは「Hong Kong: Our Home(私たちの故郷、香港)」と題して香港特別行政区政府が展開するキャンペーンと連動し、キャセイパシフィック航空が今年 7 月から実施。香港の街に息づく精神=スピリットを表現した作品を一般公募し、のべ5,000点を超える応募作品を集めた。
ジョン・スローサー最高経営責任者は記念式典に際して「今回の『ザ・スピリット・オブ・ホンコン』キャンペーンは、一般市民がホームタウンである香港について誇りに思うことを広く共有する とともに、この街の類い稀な精神を世界に知らしめることを目的とするもの。これで通算 3 代目となる『スピリット・オブ・ホンコン』特別塗装機はCXのグローバル・ネットワークを通じて世界各地を訪れ、香港ならではの気品をアピールしていく」とコメント。
香港特別行政区政府のキャリー・ラム政務長官は「文化や環境、世代の壁を超えて共存する人々を敬い、創造力をかき立てる香港の精神が 『スピリット・オブ・ホンコン』特別塗装機によって世界に向けて発信されることを期待している」と祝辞を述べた。

「ザ・スピリット・オブ・ホンコン」キャンペーンでは香港の精神を的確に表現する作品を募り、 メッセージの適切さやインスピレーションを与える力、創造性、プレゼンテーションの仕上がりと いった観点から応募作品が審査された。優秀作品は一週間単位で実施された一般投票の結果によって200作品を選出。さらに審査委員会による選考によって優秀作品100点と最優秀作品 10 点が選ばれた。受賞者には香港ドラゴン航空(KA)を含めたCXグループが就航する都市への往復航空券計 620 枚が贈られた。


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