スターアライアンス、エア・インディアの加盟プロセスを再開

スターアライアンスは、ウィーンで行われた加盟各社CEOで構成される社長会において、エアインディア(AI)のスターアライアンス加盟に向けたプロセスを再開することを満場一致で決定した。

スターアライアンスのマーク・シュワブCEOは、「スターアライアンスにとってインドは重要な航空市場であり、インドを代表する加盟航空会社が必要であるとの考えを長年持っていたが、近年のインド国内市場は変化が激しく、エアインディアがスターアライアンスのメンバーとなることが困難な状況であった。いま、インド市場は安定化の兆しを見せている。インディアン航空(IC)との合併を成功裏に完了したうえ、サービス水準改善の基礎となる新機種も増やしており、今日、我々は、エアインディアのスターアライアンス加盟に向けたプロセス再開の機が熟したと判断した」とコメントを出した。

また、エアインディアのロヒート・ナンダン会長は以下のようにコメント。「今日は我が社にとって歴史的な日である。今回の加盟プロセス再開はスターアライアンスと我が社双方にとって大変有益なこと。今回の判断を歓迎してくれたすべてのアライアンスメンバーからの温かい支援と励ましに深く感謝している」。

エアインディアは2007年12月にスターアライアンスへの加盟申請を受理されたが、その後発生したインディアン航空との合併完了に注力するため、スターアライアンスとAI双方の判断により、加盟プロセスを2011年7月に停止していた。