JTBコーポレートセールスは2013年1月10日、公益社団法人危機管理協会と連携し、若年層向けの体験型人材育成プログラム「The 社会人道」を発売する。自衛隊の教育部隊の元教官の監修で開発したもの。
元自衛官の講師のもと、基本動作を全員ができるまで繰り返す訓練や、不測の事態をチームで乗り越えるリアルな体験を通じ、「自分の限界」の再認識と現場での判断力を養い、自ら考えて行動できる社員に育てる。ゆとり世代・さとり世代といわれる若年層に、協調性や主体性、規律、連帯感など社会人の基礎力をはじめ、各企業の理念や行動基準の必要性を身体に浸透させ、定着させることを目的とする。2014年の1年間で、10社300名以上の取扱を目指す。
JTBコーポレートセールスによると、企業の研究担当者から若手社員について「諦めが早い」「無駄と感じたことはやらない」「こじんまりしている」という声を多く聞いているという。そのため、新社会人にマインドセットをさせ、自社の理念や行動基準を本質に理解させて実行につなげていくかが、多くの企業の課題であると認識。「使命の自覚」「個人の4充実」「責任の遂行」「規律の尊厳」「団結の強化」という自衛官の心構えが、企業の理念や行動基準に通じる部分でもあるという。
プログラムは神奈川県・山梨県周辺の宿泊研修施設での1泊2日の日程で、代金は宿泊代と食事を含み1人あたり7万8000円~。現地までの交通費や追加費用は別途要。