近畿日本ツーリスト個人旅行(KNT個人)は2014年度上期ホリデイで、提案型商品に力を入れる。「人生の感動体験」をデザインし、選ばれるのではなく“提案していく”商品を充実させて、「こんな旅を待っていた」といわれるような企画商品の創造に努める。
そのため新たに、客層や該当方面への旅行経験等にあわせて旅のプロがすすめる「ご提案型ツアー」を新設定。例えば「感動体験オーストラリア」では、「大自然」、「ハネムーン向けロマンチックジャーニー」、「隠れ家リゾート」、「自分流の旅を作る」の4つのカテゴリーでツアーを厳選し、ラインナップを揃えた。また、「ハネムーンハワイ」では、離島へ行くツアーやパワースポットを巡るツアーなど、思い出に残るハネムーンとして勧める5コースを設定した。
このほか、昨年設定したワンランク上の「プレミアムホリデイ」はリニューアルしてブラッシュアップ。例えば、プレミアムアジアのカンボジアでは、アンコールのゆったり観光に加えて食事やマッサージなどもツアーに組み込んだ。さらにテーマ旅行や日本人観光客が少ない方面を中心とする「SIT・テーマ旅行」も強化。例えばマチュピチュとナスカの地上絵を含め7日間で構成したペルーツアーを、多くの休みを取得しなくても参加できる一押しツアーとして展開する。
また、商品の見せ方にも工夫を凝らし、月刊誌「ジャーニスト」も創刊。月刊誌に見立てた月替わりのパンフレットで、旬の素材を活かした商品や期間限定商品を掲載していく。
以上の施策で、2014年4月~9日の上期において11万4800名(昨年目標:17万人)の販売を目指す。