日本外航客船協会(JOPA)は、このほど会員クルーズ会社が運航する日本籍クルーズ客船3隻の2013年(1月〜12月)の国内港湾への寄港回数調査結果を取りまとめた。それによると、寄港回数が最高となったのは、115回(対前年比2回減)を記録した横浜港で、11年連続のトップとなった。第2位は神戸港75回(同13回減)、第3位は名古屋港25回(同13回減)、第4位は二見港(父島)20回(同10回減)と東京港20回(同1回減)、第6位は九州クルーズの基点港となっている博多港18回(前年比9回減)だった。
なお、合計寄港回数は、日本チャータークルーズが運航していた「ふじ丸」の引退により調査対象が4隻から3隻に減少したこと、「飛鳥Ⅱ」の世界一周クルーズとオセアニアグランドクルーズや「ぱしふぃっく びいなす」の就航15周年記念アジア・インド洋クルーズなど海外ロングクルーズが多数実施されたことから、対前年比で76回減の578回となった。
一方、目的地(寄港地)型の港としては、世界自然遺産に登録された小笠原の二見港が前年に引き続き4位となったほか、宮之浦港(屋久島)が13回(同2回減)で7位にランク、沖縄クルーズの拠点港でもある那覇港が12回で8位(同7回減)となっており、離島人気を裏付ける結果となっている。この他、北海道クルーズの拠点港でもある小樽港と祭りクルーズで人気の青森港も、それぞれ12回で8位となった。
寄港回数が5回以上の港湾およびエリア(運輸局)別の寄港回数は、別表のとおり(カッコ内は2012年)。