博報堂DYグループ・スマートデバイス・ビジネスセンターは、2013年11月実施の「全国スマートフォンユーザー1000人定期調査」の結果を元に、「スマートフォンでのネットショッピングサービス利用」に関する特別分析レポートを発表した。レポートによると、スマートフォンの保有率が全体で5割を超えるなど普及が進んでおり、保有者の6割以上がネットショッピングの利用経験があるという結果が明らかに。また、購入したことのある品物・サービスは衣料品が最も多く、旅行・チケットは22%だった。
▼スマートフォン普及がさらに進む 10代・20代では80%を超え
同調査は継続的に行われており、第8回となる今回の調査では、スマートフォン保有率は55.2%と前回の第7回調査(2013年8月実施)と比較して+7.0p増加。特に10代・20代では80%を超えるなど、スマートフォンの普及がさらに進んでいることが分かった。また、性別ごとにみると、男性の50.1%、女性の58.9%がスマートフォンを保有しており、女性のほうが普及が進んでいる。
▼スマホのユーザー6割以上がネットショッピングを利用、ポイントは手軽さ
スマートフォンユーザーを対象に、スマートフォンでのネットショッピングサービス(デジタルダウンロードコンテンツを除く)の利用経験を調査したところ、全体の65.2%が「利用したことがある」と回答。特に10~30代で高い傾向が見られ、10代においては80.3%と最も高い。また、利用頻度について見てみると、「週に1日以上」利用している人は全体の24.2%、特に「ほぼ毎日」利用している人は19.6%にのぼった。年代が若いほど利用頻度が高く、10代においては約4割が週1日以上利用している。
スマートフォンでネットショッピングサービスを利用する理由として、「思い立った時すぐ利用できる」「外出先で手軽に利用できる」「時間を気にせず利用できる」「自分のペースで買い物できる」といった項目が多くあげられ、 いつでも・どこでも・好きなだけ利用できるという手軽さがポイントとなっているようだ。
逆に、スマートフォンでネットショッピングを利用しない理由として多くあげられたのは「画面が見づらい」、「パソコンで十分」「操作がしにくい」「商品が探しにくい」等が挙げられた。
▼購入したことがあるもの「旅行・チケット」は8位に
スマートフォンのネットショッピングサービスで実際に購入したことがあるもの、今後購入してみたいものとして「衣料品・靴・バッグ・服飾雑貨」「書籍・雑誌」「音楽・映像ソフト」が上位にあげられている。旅行・交通チケットは、22.8%が購入したことがあり全体の8位となった。今後購入してみたいものの中では、旅行・交通チケットは購入経験とほぼ同数の22.6%ながら、順位は8位から6位とあがっている。
この調査は、 2013年11月29-12月1日に全国の 高校生~69歳男女のスマートフォンユーザー1,000名にインターネットアンケートで行ったもの。スクリーニング調査は7,852名。調査を行った「博報堂DYグループ・スマートデバイス・ビジネスセンター」は、株式会社博報堂DYホールディングスのグループ横断型組織で、「全国スマートフォンユーザー1000人定期調査」を継続的に実施している。