訪日外客数、2014年1月は41.2%増の94万人、単月歴代2位の好結果に

日本政府観光局(JNTO)によると、2014年1月の訪日外客数(推計値)は、前年比41.2%増の94万4000人となった。1月として過去最高だった2011年の71万4000人を23万人上回り、単月としても過去最高を記録した2013年7月の100万3000人に次いで2位という好結果となった。JNTOでは従来のプロモーションとビザ緩和施策の効果に加え、円安傾向による割安感の浸透や中華系市場の旧正月休暇が追い風となったと見ている。

市場別では中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、インド、米国で1月の過去最高を記録。特に中国は115.3%増の15万5700人、香港が103.0%増の6万3400人、台湾が76.8%増の19万6900人と、1月30日から始まった旧正月の変動による大幅な増加が見られた。タイは、反政府デモが続き、1月21日には非常事態宣言が発令された状況においても68.9%増の2万7200人と増加。旅行会社へのヒアリングでは目立ったキャンセルが見られなかったという。

そのほか、オーストラリアはスキー旅行需要が拡大し、18.1%増の3万74000人と単月としても過去最高となった。韓国も旧正月休暇の変動の影響で、9.0%増の25万5500人とプラスに転化。ヨーロッパもおおむね2ケタ増と堅調だった。


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