JTBは、中国の LCC春秋航空の日本法人である春秋航空日本に出資を行うことを発表した。この提携で、両社は「民間レベルでの中国と日本の双方向交流促進に貢献する」としており、訪日インバウンド人口の拡大を目指す。
JTBは、グループとしての経営計画「2020 年ビジョン」で、アジア市場における圧倒的 NO.1ポジションの確立を目指しており、アジアを主とした新興国市場からの旅行者獲得をグローバル事業の基本戦略としている。今回の春秋航空日本への出資で、中国の春秋グループと連携を強化することで、中国市場の顧客との接点を拡大し、日本国内でも新たな旅行需要を創出することを目指す。また、LCC を活用した新たなビジネスモデルを構築し、地域交流の活性化促進、地域社会の発展に貢献したい考え。
今回の出資、提携で日本を訪れる中国人旅行者に、春秋航空は安価な航空運賃、JTBは日本国内の旅行サービスを提供する。また、春秋航空日本の国内線と組合わせたツアーで、旅行者の利便性を高める。なお、両社は中国人旅行者に加えて「日本のお客様も、安価な航空運賃との組み合わせにより、これまで以上に旅を身近に楽しんでいただける契機になる」としており、日本人、中国人のふたつの市場をターゲットとしたい考えだ。
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