JTB中部は、岐阜県立東濃高等学校の遠足バス手配漏れで多治見支店社員が責任回避のために生徒を装った手紙で遠足中止を求めた問題で、経緯と対応、再発防止策を発表し、問合せ窓口を設置した。「お客様の大切な行事をお手伝いさせて頂く企業として、あってはならないこと」として陳謝している。
今回の問題は、岐阜県立東濃高等学校の2014年4月25日に実施する予定だった遠足で、当日朝にバスの手配漏れが発覚し遠足が延期となったもの。前日4月24日夕方に、バスの手配漏れに気付いたJTB中部の担当社員が生徒を装って自殺を暗示して遠足中止を求める手紙を自ら作成した。JTB中部は社内調査で今回の事実関係を確認、4月27日夕刻に学校に対して謝罪したという。4月28日には全校集会で全生徒に、4月29日にはPTA総会で保護者に謝罪と経緯の説明を行っている。
JTB中部は、発表した書面でルールの不徹底と管理の不行き届きが原因として再発防止策に「徹底的に取り組む」姿勢を明らかに。また、再発防止策として社内教育と管理体制の徹底を図り、今回問題を起こした社員を厳重に処分する。
JTB中部は今回の問題について問合わせ窓口を設置。連絡先は以下のとおり。
【株式会社JTB中部 お客様相談室】
- 専用電話番号:052‐582‐9485
- 受付時間:午前9時00分~午後8時まで(5月31日迄)
*5月31日以降は、JTB中部 多治見支店(0572‐22‐4125)。