外務省、タイ国軍のクーデーター宣言で注意喚起、夜間の空港への移動でも

外務省は、タイ国軍による全権掌握宣言(クーデーター)にともない、2014年5月23日付けで海外安全ホームページで注意喚起を呼びかけている。

タイでは、2014年5月20日にプラユット陸軍司令官を長とする秩序維持司令部により戒厳令を発出。22日午後4時30分(現地時間)には、陸軍司令官を中心とする国家秩序維持委員会(NPKC)を設置し、統治権を掌握する発表を行った。また、同日には夜間外出を禁じる発表をしている(22時から5時)。

外務省は、このした状況下では治安維持のための規制措置がさらに執られることや、不測の事態に巻き込まれる可能性が排除できないとして、タイに渡航・滞在している邦人に安全確保を呼び掛けている。

なお、NPKCは旅国者など空港への移動については夜間外出禁止の除外としているものの、移動の際には当局からの質問などに対して説明する必要がある。外務省は、旅行者に対して夜間の空港への移動の際は、パスポートや航空券を提示できるようにしておくことを勧めている。

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