Agoda.comが世界アースデイにちなんで実施した意識調査で、世界の旅行者が環境にやさしいホテルを好ましいと思う一方、エコフレンドリーなホテルに滞在するために料金が上がることは嫌う傾向があることが判明した。
環境にやさしい「グリーン」なホテルを好むと回答したのは58%と過半数を超える。ただし、グリーンなホテルに滞在するためなら10ドル以上を上乗せしてもよいとの回答は39%にとどまった。
これを日本人に限ると、環境に配慮したホテルへの滞在を希望するのは54%なのに対し、10ドル以上の上乗せをしてもよいとの回答は14%で、世界平均を下回った。30%は上乗せしたくないと回答している。環境に配慮したホテルへの滞在希望が最も多かったのは中国(74%)だが、料金の上乗せを良いとするのは22%だった。
環境にやさしいエコ活動で最も大切だとするものは、「環境にやさしい洗剤等の使用」(37%)、「リサイクル」(36.8%)、「環境に配慮した建築や設計」(36.1%)がトップ3となった。ワースト3は「リネン類の再使用」(23.1%)、「節電」(24.9%)、「節水」(25.4%)で、滞在客の協力が必要な項目が大切なエコ活動としての選択数が低い結果となった。
調査は2014年3月、世界5万7000人のAgoda.comユーザーを対象に実施した。