イタリア、新しい世界遺産に「ピエモンテのブドウ畑の景観」が登録

イタリア政府観光局(ENIT)によると、北イタリア・ピエモンテ州の「ピエモンテの葡萄畑の景観:ランゲ・ロエロ・モンフェッラート」が世界文化遺産に登録された。イタリアの世界遺産登録数は50か所となり、世界1位を維持している(バチカン市国とサン・マリーノ共和国単独登録を除く)。*右画像はランゲ・ロエロ観光局サイト。

登録されたのは、バローロやバルバレスコなど赤ワインの生産地を含むピエモンテ州南部のランゲ・ロエロ・モンフェッラート地域のブドウ畑の景観。ワイン産地5地区とブドウ栽培の発展はもちろん、イタリア史としても重要なグリンザーネ・カヴール城が含まれている。何世紀にもわたり続けられてきたブドウ栽培とワイン造りに関する技術的・経済的プロセスが包括されており、歴史的には紀元前5世紀頃のぶどうの木の花粉がこのエリアで発見されているという。

イタリア政府観光局では、美しい景観とワイン文化史に加え、ワインを楽しめるグルメツアー向けの世界遺産として紹介している。

【ピエモンテの葡萄畑の景観:ランゲ・ロエロ・モンフェッラート】

  1. La Langa del Barolo バローロ村のあるランガ地区
  2. Il Castello di Grinzane Cavour グリンザーネ・カヴール城
  3. Le Colline del Barbaresco バルバレスコ村の丘陵地
  4. Nizza Monferrrato e il Barbera ニッツァ・モンフェッラートとバルベーラ
  5. Canelli e l’Asti Spumante カネッリ村と アスティ・スプマンテ
  6. Il Monferrato degli Infernot インフェルノットのモンフェッラート

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…