ニューヨーク市観光局によると、2013年のミーティング・国際会議での訪問者数(市内5行政地区)は前年比5.3%増の590万人、消費金額は6.3%増の50億ドル(約5101億円)に増加した。対象は海外からの参加者と約80キロ以上の距離を移動してニューヨークに1泊以上した米国人をあわせたもの。海外からは中国、英国、日本、フランス、ドイツ、コロンビア、ブラジルの参加者が多いという。
市内のホテルやベニューの数も増加しており、2013年末時点のホテル数は500軒・9万6000室。客室利用率は全米最高値に87%を記録した。2014年にも新規開業は続き、すでに1000室が追加。2014年下期には34軒がオープンし、年末までに8.8%増の約10万4500室に拡大する予定だ。
会議施設では2013年:10月、最大440人収容可能な会場のある複合施設「ブリックアーツ/メディアハウス」がブルックリンにオープン。また、2014年夏にはハドソン川に面したイベント専用フロアのある「ピアーAハーバー・ハウス」、2015年には同年春にオープン予定のワールドトレードセンターの展望台が、450人程度のイベントのベニューとして利用可能となる。
なお、ニューヨークでは現在、地下鉄7号線がジェイコブKジャビッツ・コンベンション・センター近くまで拡張している。新駅は2014年下旬に利用可能となる予定だ。