文部科学省の「公立小・中・高等学校における土曜日の教育活動実施予定状況調査」で、2014年度に「土曜授業」を実施する予定の小・中・高等学校が増加していることが判明した。実施予定校は全体(3万4266校)の16.3%を占める5573校で、2012年度の2909校から2664校増加。実施校の内訳は、小学校が3565校(割合:17.1%)、中学校が1794校(18.3%)、高等学校が214校(5.9%)となっており、週末の家族旅行に影響を与えそうだ。
文部科学省では土日の学校での授業や地域での多様な学習、体験活動の機会など、豊かな教育環境の充実を図るとして土曜日の教育活動を推進しているところ。調査での自治体に聞き取りでは、授業時数の確保に加え、文科省の「土曜授業に関する検討チーム」最終まとめや学校教育法施行規則の改正を受け、県として示した土曜授業に関する基本方針に伴い、実施予定の学校数が増えたという。
希望者を対象に行なう「土曜日の課外授業」を予定する学校は2913校(8.5%)となり、年前よりも509校減少したが、土曜授業へ移行のために減少した見方もある。その他、学校が場所を提供する「土曜学習」は6585校(19.2%)が予定しており、いずれか1つでも実施予定のある学校数は、1万2730校(37.2%)。小学校で7981校(38.3%)、中学校で2677校(27.4%)、高等学校で2072校(56.8%)が予定している。
(トラベルボイス編集部)