インターナショナルSOSは夏休みの海外旅行を安全に過ごすためのポイントとして、7つのヒントを発表した。目的地ごとに渡航のリスクは異なるものの、取り上げた7つのヒントはほとんどの旅行先に当てはまるものだという。内容は以下の通り。
【夏休み海外旅行を快適に過ごす7つのポイント】
(1)交通安全に配慮
レンタカーで自ら運転することは便利に見えるが、信頼できる運転手を雇う方が得策。事前に空港からの異動を手配し、乗車時はシートベルトを着用する。オートバイや原動機付の計三輪車や自転車は利用しない方が良い。
(2)水の状態を調べる
夏の旅行シーズンは、水にまつわる事故や病気の問い合わせが増加する。泳ぐときは流れの速さや岩、木の枝、水中の障害物が深刻な被害を招き、飲酒時はさらにリスクが高まる。飲料水は訪問先の推奨事項を十分に理解して体調管理をする。
(3)咬傷や虫刺されに注意
動物や虫に咬まれる、引っかかれることが大きな問題につながることがある。動物には近寄らず、触らない。重度のアレルギーがある場合は処方薬を携行し、万が一の際にすぐに処置できるようにする。また、効き目の高い虫除けを持参する。
(4)薬を管理する
かかりつけ医の処方薬を携行。日常的な服用薬は少なくても1週間分を余分に用意する。
(5)肌を保護する
SPF45以上の日焼け止めを使用し、日財の強い時間帯は直射日光に当たる時間を調整する。日焼け止めはこまめに塗りなおす
(6)周囲に気を配る
犯罪発生率が高くない都市でも強盗やスリが問題になっている。クレジットカード、現金、パスポートは常に内ポケットに隠し持ち、貴重品は持ち歩かない。同行者と常に連絡を取り合うなど、危機管理を行なう。
(7)緊急事態になる前に
国や地域によっては医療センターへの移動に長時間や数日かかる場合もある。健康上の異変に少しでも気がついたらすぐに海外旅行保険会社や現地の公的機関などを通じてサポートを求める。