外務省は、2014年8月20日付でケニアにおけるエボラ出血熱流行国からの入国制限実施に関する渡航情報(スポット情報)を出した。
ケニア政府は8月16日、エボラ出血熱による影響を受けている西アフリカ3カ国(シエラレオネ、ギニア、リベリア)からの渡航者やこれらの国を経由してくる渡航者の入国を一時的に禁止することを決定。この措置は、エボラ出血熱の拡大防止に取り組む保健専門家やケニア国民の帰国を除き、ケニア国内の全ての入国地点で適用されている。
また、ケニア航空でも同日からケニアとリベリア、シエラレオネ間の商業便の運航を一時的に停止。外務省は、ケニアに渡航を予定、すでに滞在中の邦人に対して在ケニア日本国大使館や旅行会社・航空会社などから最新の関連情報を入手し、移動の制限による影響を受けないように注意喚起している。
なお、WHOによる最新の感染者報告ではケニアにおけるエボラ出血熱の感染者は報告されていない。