JTBグループのトラベルプラザインターナショナル(TPI)は、海外個人旅行「PASEO(パセオ)」で、2014年度下期のヨーロッパ、アメリカ・カナダ方面の商品を発売した。今期は羽田空港発着の欧州・北米方面の全ての航空会社を設定したほか、個人旅行を自由に組み立てる「パセオフリー」では、新たに関空発着の航空会社も設定。日本国内線追加プランの設定都市数を増やすなど、地方からのアクセス利便を向上した。
方面別では、ヨーロッパで鉄道利用商品を拡充し、新たにイタリア高速列車「イタロ」やフィンランドの季節限定列車「サンタクロースエキスプレス」を利用した商品を設定。パセオフリーではJAL(JL)のジョイントベンチャーに対応し、JALから欧州国内線のブリティッシュエアウェイズ(BA)を利用したヨーロッパ各都市利用も可能とした。ANA(NH)のジョイントベンチャー利用も継続し、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)などとの往路・復路の組み合わせを可能とするプランも設定している。
アメリカ方面では、テーマ別のパンフレットを構成し、FITの多様なニーズに対応。新たにシニア世代や男性グループ、一人旅など、男性をイメージしたコースも設定するなど、新しい客層の取り込みを図る。また、英語ガイド付のオプショナルツアーも新設定し、新たな個人旅行の醍醐味も訴求していく。