このほど開催された「ツーリズムEXPOジャパン2014」の開会式で、日本観光振興会(日観振)が主催する「第62回ポスターコンクール」の表彰式が行われた。ポスターコンクールとは、観光宣伝ポスターの質的向上と国内観光振興の促進を目的として、昭和22年より開催されてきたもの。選考過程では、一般消費者のオンライン投票を導入している。
このコンクールの結果は今年3月に発表されていたが、ツーリズムEXPO会場に展示コーナーを設置。国土交通大臣賞と総務大臣賞を受けた岐阜県恵那市と沖縄県宜野座村の2つの自治体が出展し、受賞したポスターを展示。来場者に現地の魅力をアピールした。
【国土交通大臣賞】
- 岐阜県恵那市 「人と自然が織りなす物語」(ジェイアール東海エージェンシー制作)
恵那でしか語ることのできない「土地」「人」「歴史」「風習」「生活」といった「恵那らしさ・魅力」を丁寧に切りとることをコンセプトとした作品。3枚構成で、恵那独自の「物語」を織りなす岩村城跡や城下町、佐藤一斎など場所や人物を取り上げて、歴史や文化に裏打ちされた恵那の魅力を訴求した。
(画像は日観振の発表資料より)
【総務大臣賞】
- 沖縄県宜野座村 「ありのままの宜野座村の暮らし」(東洋企画印刷制作)
宜野座村の観光資源を飾らない素朴な生活の場と捉え、村の中の日常を切り取った作品。「ぎのざを見てから生きろ」という強いメッセージで都会から訪れる旅行者に村を訪れることで人生観や暮らしぶりが変わるような感覚を得てほしいとの思いが込められているという。
(画像は日観振の発表資料より)
その他、観光長官賞には「秋田デスティネーションキャンペーン」、日本観光振興会会長賞には「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」、審査員特別賞には「いつきてもホッ!ほの国東三河」などが選定されている。
詳細は、結果発表のサイトへ。
(トラベルボイス編集部:山岡薫)