オーストリアのザルツブルク市観光局は、2015年の各種イベントを発表している。毎年1月に開催されている「モーツアルト週間」が2015年は1月22日から2月1日。モーツァルトの誕生日前後に毎年ザルツブルグで開催されているもので、モーツァルト週間2015ではモーツァルト、シューベルト、カーターにフォーカスしてオペラ上演やオーケストラや室内楽、ソロのコンサートが行われる予定。雪に縁取られたザルツブルクの特別な雰囲気とあわせて、人気が高まっている。
また、2015年はザルツブルクが舞台となった世界的なミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」の50周年。これにあわせ、記念イベントや企画が多数用意されている。例えば、ザルツブルクで開催される「サウンド・オブ・ザルツブルク」は2015年、初めて通年で上演。また、2015年10月17日には、50周年記念の公開ガラコンサートも行なわれる。詳細は後日発表される予定だ。
このほか、ミュージカルのモデル・トラップ一家の住居で現在ホテルとなっている「ヴィラ・トラップ」では、2015年に歴史をテーマとした特別展を実施。3つの切り口でトラップ一家の居住時代からその後、ナチスの指導者の自宅となった時の様子など、屋敷がたどった歴史を紹介する。
なお、日本では、2014年11月から帝国劇場でミュージカル「モーツァルト」が上演される。ザルツブルグ観光局は、ミュージカルにあわせて放映されるフジテレビ特番をサポート。日本人にモーツアルトをより深く知ってもらえる機会として期待している。放映内容は以下のとおり。
- BSフジ 特番「モーツァルト」
- 2014年10月25日(土)19時~21時55分
- 「井上芳雄・モーツァルト極上ウィーン紀行」(仮題)